習志野高校サッカー部OB会 再建に向けて
OB会長 大野 正
習志野高校サッカー部OBの皆様には、ご健勝のことと存じます。
この度、同校サッカー部OB会の再建に向けてのご挨拶をさせていただきます。
私が、前会長 穂高 良治氏から会長の名を引き継がせていただいたのが8年前になります。その間、創部50周年記念式典などでOBが集まる機会がありましたが、毎年定期的な活動や現役サッカー部に対しての支援等の活動がほとんどされない状況でした。
この度、このような提案をさせていただきます理由には、私事ではありますが、先日、私が卒業した大学サッカー部のOB会に30数年ぶりに出席しました。これまではOB会というものをどこか軽視していた私でしたが、そのOB会に出席して、懐かしの先輩、同期生、後輩と再会し、当時の思い出話しを交わす中で、サッカー部OBであるという誇りを思い出させてくれました。あらためてOB会の存在のありがたさ、大切さを感じました。
そんな思いが湧き上がる中、会長としての責務を何か果たすためには、母校サッカー部OB会をもっと組織的に、そして実働的なOB会にできないかと思い、今回OB会の再建に向けての提案をさせていただきました。
現在、OBの人数は1,100人以上います。数々の栄光と千人を超えるOBがいるサッカー部は県内でも数少ないと思います。そういった誇りを持った各時代のOB達の交流もなく、また現役選手達に何も援助がなされないのは非常に残念なことであります。
また、このようなタイミングになったもう一つの理由として、サッカー部の練習場所にもなっている本校のグランドの人工芝化が決定いたしました。近年、私立高校で人工芝グランドを所有する学校が増え、それらのサッカー部のレベルも確実に向上しております。全国的に見てもトップレベルの力を付けるには人工芝のグランドを持つことが必須事項とも言えます。そういった環境面で遅れをとる公立校の中では、県内で初めて校庭の人工芝化に着手いたしました。
これを機に、現役サッカー部にはさらなる向上を目指してもらい、近年若干苦しんでいる全国大会の常連校に再び返り咲いてもらうためにも、OBとしてOB会の組織を立て直し、OB同士の交流を深め、サッカー部とOB会の絆を作ることで、現役選手・スタッフとOB会が共になって発展向上を目指していくことが、習志野高校サッカー部の未来にとって重要なのではないでしょうか。