習人通信より…
夢を叶えるということ 「結果」を出すためにすべきこと 長友 佑都 チャレンジのない人生なんて、僕には全く想像できない。 一度きりの人生なのだから、自分だけの道をつくって、そこを歩んでいきたい。 失敗を恐れず、チャレンジしていかなければ得られるものはなくなってしまう。 もし僕がサッカー選手になっていなかったとしても、何か別の分野であっても大きな夢を持っていたのは間違いない。 中学時代の仲間のなかには大きな夢を持っているサラリーマンもいるけれど、僕がサラリーマンになっていたとしてもそうだったに違いない。 夢を見つけ、目標を設定し、いまと変わらないスタンスでやっていたのは疑いようがないことだ。
上昇思考で夢を持つ。
大きな夢でなくてもいいと思う。 小さなことでもいいから夢を持っておく。 どんな人間になりたいかというビジョンを描き、夢と重ね合わせるのもいいかもしれない。 そして、それをただの夢で終わらせないためにはどうすればいいかを考える。 そのために、「いまこのとき」を大切にして、できることを積み重ねていけば、必ず夢の実現へと近づいていける。 逆にいえば、その積み重ねなしでは、夢に近づくことは絶対にできない。
「今日一日を大切に過ごすこと」
ができなければ、2年後、6年後、10年後のワールドカップで活躍するといった先の目標が叶えられるはずがない。 他の世界でもそれは同じだと思う。 夢を自分の中で空想していたり、それを口にしているだけではそれが実現することはあり得ない。 努力を継続していくことではじめて夢は近づいてくる。 どんな夢でもいいから、そこに向かって走り続けることが大切だ。濃くない人生にしてしまうことなんて考えられない。 人生の終わりの時を迎えた時に「何もやれなかった」「何もやらなかった」と振り返るしかなくなったとしたなら、生きていた価値を見い出せなくなってしまう。 そうならないように、どれだけ全力で生きてきたかが問われてくるのだと思う。 生きているのは、それ自体が幸せなことだ。 だからこそ、どこまでも熱く、夢に向かって生きていきたい。
長友 佑都 『上昇思考』 より(角川書店)
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