過去の習人通信を読んでいたらこんな記事がありました。
― 優れたメンタリティーを持った選手 ―
ある先生にこんな話を聞きました。 座敷(ざしき)などでミーティングの際、スリッパの向きを整えてきちんとそろえさせるのは、行儀(ぎょうぎ)という意味だけではない。 そろっていれば、外へ出るときにスムーズです。先のことを考えさせているのです。 もちろん、それがそのままサッカーのプレーに役立つわけではないでしょう、しかしピッチ以外のそのような小さないくつもの積み重ねが、1つ2つ先を考える習慣を身につけていくことにつながっていくのだという信念です。
挨拶したら勝てるわけではない、スリッパをそろえて勝てるわけではない。そんなことは百も承知です。 でも一つひとつのことにこだわり、積み重ねていく。 それがやがて彼らのメンタリティを育(はぐく)み、サッカー選手として大きく成長していけるのです。 自分自身で考えることが習慣化し、当たり前になれば、ピッチに立っても自然と流れを読んだプレーができるようになります。 例えば、パスというのは出して終わりじゃない。 受け手が次の展開に移りやすいように、右足に出すべきか、左足に出すべきかまで考えるようになります。
日々の生活の中でメンタリティーは育てられます。 意識して生活しましょう。
技術力、身体能力、メンタリティーが揃ってこそグッドプレイヤーです。 |