シードで県大会からの出場が続いていましたが、今回はブロック予選からのスタートでした。前回の0-7の大敗から1週間、また色々ありましたが選手中心に話し合い、トレーニングを重ねたこの1ヶ月の経験値を試す機会となりました。相手は予選第一試合で我孫子二階堂に6-0で勝利していた流山おおたかの森高校でした。4-3-3のビルドアップを丁寧に行うチームで、バイタルエリアの攻略、選手の入れ替わりなど多様な攻撃を見せてくるチームでした。こちらのプランとしては、ビルドアップを主体とする相手から時間とスペースを奪うこと、またマイボール保持を続けながら、スペースを生み出し、使いながら相手ゴールへ迫ることでした。
選手たちの入りもよく、運動量も多く、ピッチでは楽しそうに緊張感を味わっているように感じました。
前半開始早々の相手コーナーキックで、ボールではなくキーパー中川の頭部に突っ込んできた相手と接触、即交代を余儀なくされました。その後、セットプレーやカウンターであわや失点という場面が2,3つありましたがなんとか失点なく迎えた29分に先制点が生まれました。 相手キーパーからのビルドアップに対し、前線が連動しショートカウンター、こぼれ球をCB島田が逆サイドまでロングフィード、逆張りしていた越川が胸トラップで運んだボールを相手がつつき、こぼれたボールは再び越川の元へ。そこにそのまま詰めていたため、こぼれ球を押し込むことができました。練習の成果が出たワンシーンでした。その後も何本か得点に迫れるシーンはありましたがそのまま前半を終了しました。
市立松戸戦でプランを変えたために押し込まれた経験から、後半最初もプランは大きく変えずメンバーも変えずに挑みました。開始早々から2,3回決定機を迎えていましたが入らず、相手にもカウンターを浴びてなんとか凌ぐこと13分、キーパーFKのこぼれを拾った高橋から逆サイドの柏へテンポよく広げると、前2枚が既に走り込んでおり、FW若林のフリーランニングに釣られて空いた逆サイドの林まで柏からのロングフィード、ドフリーでショートバウンドを上手く叩いたボレーシュートが決まり追加点を挙げました。その後、キーパー藤井のビッグセーブにも助けられ、迎えた27分、右サイドを若林が突破、ゴール前に低くて速いボールを入れ、詰めていた林が打ち込んだボールはキーパーに止められるものの、ぎりぎりゴールラインを割り、貴重な3点目。 その後もカウンターケアをしながら攻め続けるも追加点は奪えず、3-0で終了しました。
この1ヶ月の積み重ねがチームとして出たゲームとなりました。5枚の後退枠も使い切り、多くの選手がプレーする機会も得ました。まだまだ後ろのリスク管理、競り合い、セットプレーや連動性には課題は残ります。しかし、たった1ヶ月でここまでの成長を見せてくれた選手たちの努力が実を結び、一安心です。試合に出られないメンバーはサポートをしてくれ、応援もしてくれました。少しずつですがチームらしくなってきたと思います。
1月の県大会では、より厳しい試合になると思います。そこまでにより良いチームに、より良い組織になるよう、一人一人自覚と責任を持ち、努力してまた上手になってもらいたいと思います。
会場校の西武台千葉高校の皆様には感謝です。そして、応援してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。 |